カール・ラガーフェルドに捧げる2023年メットガラのレッドカーペットルック

    ファッション業界で最も権威のあるイベントのひとつであるメットガラ(英語: Met Gala)、
    今年のテーマが伝説のデザイナー、カール・ラガーフェルドへのオマージュとなっています。
    世界中のセレブリティがニューヨークのメトロポリタン美術館に集まり、エレガントで豪華な装いを披露します。

    シャネルの魅力は、誰でもそのブランドに足を踏み入れると、グラマラスな気分になれることです。
    カール・ラガーフェルドは、数十年にわたって、ツイードジャケット、バレエシューズ、ゴールドのベルトなど、説明不要の信頼できるユニフォームを作り上げました。
    それらは、簡単に取り入れられ、素敵に見えるための簡単なテンプレートとなっています。

    そこで、2023年にメット大学のコスチューム・インスティテュートが、ラガーフェルドの回顧展を開催すると発表した際、
    レッドカーペットでの話題として注目されました。
    展示テーマは、ツイード、パール、カメリア、黒と白、または、シャネルのクチュールショーの最後をウェディングドレスで締めくくるという彼の伝統的なアイテムを取り入れることでした。
    しかし、参加者にとっての大きな課題は、今の時代に即したファッションの価値観をどのように表現するかでした。

    レッドカーペットが進むにつれ、ユニフォームを自分のスタイルに取り入れたスターたちが目立っていました。
    つまり、ラガーフェルドが作り上げたテンプレートを、自分自身のスタイルにアレンジすることが、本当のファッションの鍵であることが示されました。

    予想通り、メットガラのレッドカーペットでは、シャネルのアーカイブドレスが多数登場しました。
    長年にわたってシャネルと親交のあるペネロペ・クルスは、1988年にイネス・ド・ラ・フレサンジュが着用したフード付きガウンを選びました。


    また、ニコール・キッドマンは、かつてシャネルのNo.5のコマーシャルで着用した2004年のシャネルオートクチュールガウンで登場しました。


    さらに、ジゼルは2005年のHarper’s Bazaarのエディトリアルでスタイリングしたフェザーのケープを羽織り、華麗に回転しました。

    これらのアーカイブドレスは、私たちがメットガラで期待するようなリスクテイクを体現するものではありませんでしたが、それでも着用した女性たちはとても魅力的で、ゴージャスでした。

    黒のスパンコールのボディスーツにスーパーハイヒールのプラットフォームシューズを合わせたKendall Jenner/ケンダル・ジェンナー

    5万個のパールを使ったスキャパレリのネイキッドドレスのKim Kardashian/ キム・カーダシアン

    シルバーのボディペイント、ゴージャスなビジューのヘッドピースをまといレッドカーペットを沸かせたLil Nas X/リル・ナズ・Xは個性的。


    巨大な白い猫になったJared Leto /ジャレッド・レト

    Jeremy Pope /ジェレミー・ポープは、10メートルにも及ぶ花柄刺繍のバルマンのケープを身にまとい、オリヴィエ・ルスタンによるラガーフェルドの手描きイラスト(当然、ポニーテールとサングラスも含まれています)で仕上げ、この夜のハイドラマ賞を獲得したかもしれません

    Rihanna/メットガラ大遅刻のリアーナ。30輪のカメリアをまとった華やかなルックで現れる

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