“捨てる”ことは不安との闘いである
本当に必要なものを自問自答するということは、結果的には、いらないものを捨てることでもあります。この”捨てる”という行為が難しい。なぜなら、それは自分のなかの”不安との闘い”だからです。
何が起こるかわからないという気持ちから、モノがたくさんあると人は安心するもです。逆に、モノを取り去ることを考えると、裸になってしまうような気持ちになる。さらに、一度手に入れたモノは、もったいないという思いも渦巻いて、なかなか捨てられなくなってしまう。こうして、捨てるというハードルはどんどん高くなってしまうのです。
しかし、その不安は本当に根拠のあるものでしょうか?
旅行に出かけるときなら、不慮の事態に備えたアイテムをいろいろと持っていくのはわかります。でも、毎日の通勤なら、不安はたいしてないはずです。何が起きるかわからないというスリリングな状況下で通勤する人は、めったにいないでしょう。
もちろん、イレギュラーな日というのもあります。だから、こう考えてみはどうでしょう。まず、絶対不可欠というベースアイテムのラインアップを作る。例えば、携帯電話と自宅の鍵とカードケースです。そうしたうえで、今日は現場の視察だからデジカメがいるな、今日は降水確率60%だから折り畳み傘がいる、というふうに。
その日その日に合わせて持ち物をアップデートするのです。最初からモノを絞りきって、そのほかをバッサリ切り捨てようとすると思い切れないものですが、これなら柔軟に対応できるはずです。
そのためにもおすすめなのが、毎日、帰ったらカバンの中身をいったん机の上に全部あけてしまうこと。こうすれば、入れっぱなしになっているDMや雑誌などは、確実になくなります。私も、カバンを持ち歩いた日には、必ず帰った時点ですべて中身を取り出して、翌日の持ち物を見直すようにしています。もしくは、鞄の中身を入れる箱の中に入れて、使ったかばんを収納しています。
こんなふうに大事なモノを見極める習慣をつけながら、ときには思い切って、手ぶらの日を作ってみてはどうでしょう。毎日は難しいでしょうから、特別なことがないルーティンワークの日に、ぜひトライしてみてください。もし、なくて困るような事態になったら、再びそのアイテムを追加すればいいのです。百聞は一見にしかず。
あれこれ心配するより、実行してみることです。大げさかもしれませんが、”新しい自分が見つかる”と言っていいほどの新鮮な体験ができると思うのです。
まさに、整理によって得られるスッキリ感を、身体でダイレクトに実感する機会です。
そうして、いらないと判断できるものが確定したら、思い切って捨てる。
“捨てる”ことは、整理術に欠かせない手法のひとつです
難しいことではありますが、これを乗り越えることができれば、非常に重要ワザを取得したことになる。不安を取り払って、捨てる勇気をもつことができれば、大きな一歩を踏み出せるのです。
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