人間が多いと抑うつの防止になる?
長い間、大都市はストレスの温床で抑うつ状態やその他の心の病にかかりやすいと長く考えられてきたが、実は小さな街に比べて心の健康に良い部分があることが最新の研究で示されました。
3日に米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載される論文は、数学モデルと複数のデータセットを基に、都市の規模や構造物・道路などの「構築物環境」が抑うつ状態にどう影響するかを測定しています。
心の健康にいいのは人が多い大都市て本当?!
大都市で避けられない人との関わりは、時には冷酷、あるいは心ない誹謗中傷を受けるときはあるが、心の健康を損なう緊張に対する緩衝材の役割を果たすことが分かりました。
今回の研究では、雑踏の少ない小さな街は、抑うつ状態に対して大都市ほど予防効果を持たない可能性があることが研究でわかりました。
多くの人が急ぎ足で道を行きかう環境では、どうしようもなく息が詰まる時もあるけれど、少なくとも他の人間を見たり会ったりすることにはなります。
シカゴ大学で心理学の博士課程を学ぶ大学院生で、論文の主筆者のアンドルー・スタイア氏は、これからも研究が必要なものの、都市計画者にとって参考になる可能性があるとし、小都市や郊外の都市計画者はこの研究を参考にすれば、重要なのは人と人との交流の機会を増やすことだということが分かると話しました。
確かに、人と人との交流は大切だと思います。精神的に落ち着ける人であったり、穏やかな気持ちになれる人や、笑顔になれる人との交流は大切ですね。
煩わしい人や波長の合わない人、どうしようもないサイコパスにかかわる必要は全くないと思います。
人との関わりと心の健康の関係は医学界では一貫して確認されてきたと、ニューヨーク大学ランゴーン医療センター付属ネーサン・S・クライン精神医学研究所所長のダン・イオシフェスキュ准教授は指摘する。新型コロナウイルス対策で行動制限が課される今、この問題を巡る研究の重要性は一段と高まっているようです。
また同氏は、「都市には幾つかの利点がある。抑うつや不安などの症状は社会的孤立の問題と関係があるからだ。今回のパンデミック(世界的大流行)が心の健康にとって最悪なのはこのためだ。都市の生活はいろいろな点でストレスが多いが、孤立することは少なく、人とのつながりを構築する機会が多くある」と述べています。
引用元:
Living in a Big U.S. City May Be Better for Your Mental Health(抜粋)
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